こんにちは。久しぶりに仕事のお話をしようと思います。
しかし育休中で結構頭すっからかんなのでそこだけご理解ください…
今回は
美容クリニックに転職してみたいな
やっぱり大手の方がいいのかな?
大手クリニックと個人経営のクリニックって何が違うの?
実際に経験した人の話を聞いてみたい!
そんな方におすすめの内容となっています。
美容クリニックの規模
大手美容クリニック
大手美容クリニックといえば、「湘南美容クリニック」、「品川スキンクリニック」を思い浮かべる方が多いと思います。
美容クリニックに全く興味のない人でも知っているであろう知名度です。
CMも多く流れていますし、全国展開のクリニックですね。クリニックの院数も圧倒的にあります。メディア露出も多いですし、有名なドクターが多数在籍していることも特徴です。
中規模美容クリニック
高須院長が有名な「高須クリニック」、「アリシアクリニック」、「城本クリニック」「共立美容外科」など挙げられます。
こちらは上記2クリニックに比べて、関東メインの展開であったり地方にはなかったりと店舗数や規模も中規模で経営されています。
個人クリニック
個人経営のクリニックです。1店舗、または数店舗のみで経営しているクリニックのことを指します。
ドクターも院長のみだったり、全体的にスタッフも小数人で動いています。
「大手美容クリニック」「個人美容クリニック」実際に働いてみて
大手クリニックのメリット
大手クリニックで実際に看護師として勤務してみてのメリットはこちら。
・マニュアル、教育体制が充実している
・福利厚生が整っている
・給与が高い
・全国展開であればどこでも働ける
・マニュアル、教育体制が充実している
面接に合格し晴れて内定をもらうと、研修が始まります。私の場合、都心で約1ヶ月間の研修がありました。
会社の理念などの座学、脱毛の座学、脱毛照射の練習などなど、みっちり研修をします。1から教えてもらえるので、美容看護師の経験がない人でも安心して学ぶことができます。
また、業務に関することのほとんどがマニュアル化されているので、覚えるまでが大変ですが慣れれば楽に感じます。
福利厚生が整っている
これは強みですね。HPを見てみると手厚い福利厚生が載っています。美容看護師に特化したものといえば、物販が安く購入できること、施術が安価に受けられることでしょうか。
クリニックで扱っている化粧品など、安く購入できるのは魅力的です。また、自分で使用することによって、お客様に分かりやすく伝えられるのもメリットであると思います。
また、女性が多い職業であるので産休育休制度もしっかりと整っているのも大切です。ママさんナースが活躍しているのをみると、自分のライフプランも立てやすくなります。
給与が高い
個人経営のクリニックに比べて、大手美容クリニックの給与は全体的に高いです。
そもそも、病院勤務の場合と比べても美容看護師は給与が高い傾向にありますが、その中でも大手美容クリニックは高水準の給与体制になっています。
また美容クリニックには「ノルマ」や「目標」を決めているクリニックもあり、達成するとインセンティブが入る場合もあります。
全国展開であればどこでも働ける
例えば、この先結婚する方が転勤族であちこちに転勤しなければならなくなったら、その度に仕事を辞めてまた1から転職活動・・・
と言うのはとても大変ですよね。大手クリニックの場合、結婚や転勤することになっても店舗異動ができるので、長く働くことができます。
また、更なるスキルアップのために他院で勉強することも可能です。
大手クリニックのデメリット
個人的に感じたデメリットはこちら。
・忙しい
・人間関係が複雑
・勉強量が多い
忙しい
都心でなくとも、地方院でもやはり知名度の高さでしょうか。とても忙しいです。
予約もぎっしり詰まっていますし、常に時間を見て3歩先のことを把握しておかないと、スムーズに動けません。特に繁盛期(年末年始、GW、お盆、春夏冬休み)は常に走り回っていました。
病棟とはまた違ったスピード感をかなり求められます。
現在はコロナウイルスの影響もあるので、状況は変わっているかもしれません。
人間関係が複雑
個人クリニックに比べると、受付やカウンセラー、看護師などのスタッフの数も多いです。また、これは美容クリニックに限らずですが女性が多い職場ならではの派閥みたいなやつも少なからずあります。
もちろん、中にはめちゃくちゃ人間関係良いです\(^o^)/っていうところもあると思いますが、私は馴染めませんでした。
しかし、これは個人クリニックにも当てはまります。個人の場合、逆に人数が少ないので、そこで「これは無理だわw」ってなってしまうと毎日顔合わせなきゃならないのでそれはそれでめっちゃしんどいと思います。
勉強量が多い
最初の頃は、毎日帰ってからも勉強の日々です。何をするにもテストがあります。毎日毎日、カタカナばっかりで頭がパンクするかと思いました。
病棟で働いていた頃より勉強していたかもしれません。
新しい皮膚科の機械もいろいろと覚えることがありますが、私は外科関連の勉強が大変でした・・・器械の名前から覚えました・・・
OP看していた方は、すんなり出来ていたのでかなり強みです。
美容の基礎知識は転職してからも役に立っているので、大変ですがここを頑張って乗り越えていく必要があります。
また、どんどん最新の機械が入ってくるので、常に新しい情報・新しい技術をインプットしておく必要があります。
個人美容クリニックのメリット
・色々な意見を言いやすい
・お客様と距離が近い
・定時に上がれる
色々な意見を言いやすい
個人経営のクリニックは、ドクター含めスタッフの人数も少ない傾向にあります。看護師も3〜4人、もしかしたらもっと少ないかもしれません。
その中で実際に施術をしてみて、改善点があればカンファレンスをしてすぐに変更することができます。「これ、こうした方が良いかも」と思ったことをすぐ話せる場があって、対応してもらいやすいのは個人のメリットかもしれません。
また、季節ごとのキャンペーンや、ホームページの内容、施術メニューを考えたり、病院看護師では経験できない経営のことや集客に関して意見を伝えることもあります。
お客様と距離が近い
個人経営のクリニックは常連のお客様も多くいらっしゃいます。何度も足を運んでくださるお客様の中には、繁盛期に差し入れを下さったりとクリニックを応援してくださる方もいます。
スタッフ全員の顔を覚えているお客様も少なくありません。
また、手術が不安な方、特別な事情がある方、こうして欲しいという強い要望がある方などは、その方の思いを汲み取って何かできることはないか考えます。看護師で話し合い意見が出たらドクターに相談することもあります。「やっぱりここのクリニックで良かった」と思ってもらえると、とても嬉しいです。
一概に全ての方の希望を叶えることは難しいですが、大手クリニックに比べると融通が利きやすいのではないかと思います。
定時に上がれる
美容クリニックは予約制のところが多いので、ほとんどの場合定時で帰ることが出来ます。ただし、予約制でも手術が押したり、繁盛期には残業することもあります。
個人美容クリニックのデメリット
・教育体制が不十分
・福利厚生が曖昧
・メニューや機械の種類が少ない
・雑務も結構ある
教育体制が不十分
開院してまもないクリニックは特にマニュアルが未完成であったり、プリセプター制度などが十分に機能していない場合があります。
私も実際に大手クリニックから転職して、クリニック独自の技術を覚えるのに苦労した記憶があります。先輩の施術を見学して実際練習しますが、なかなかうまくいかず。
また、バタバタしていると数回の練習の後で施術に入らないといけない事があり、ドキドキしたのを覚えています。人数が少ないので、練習とその日の予約スケジュールを同時進行しなければいけないからです。
不安な方は、事前に面接の時にしっかり聞いておくことを力強くオススメします。
福利厚生が曖昧
これは個人でも手厚い福利厚生があるところももちろんあると思いますが、やはり比べると、です。実際に今回産休・育休をありがたく頂いていますが、これも申請なり書類なり調べるのが大変でした・・・
社割に関しても、ないところもありますし、社割といってもほとんど変わらないところもあります。
メニューや機械の種類が少ない
皮膚科のみなのか、外科のみのクリニックなのか、両方しているのか、それによっても変わりますがメニューは少ない傾向にあります。
脱毛の機械も1種類のみとか。特に、外科手術は全身麻酔が使えるか使えないかで大きく変わってくると思います。脂肪吸引などはハイリスクの手術なので、しっかり環境が整っていないと危ないです。
色々な機械を使いたい人、色々な手術を勉強したい人は大手クリニックの方が良いかもしれません。
雑務も結構ある
看護師業務以外のお仕事、たくさんあります。掃除・ゴミ捨て・消耗品の発注・SNS・洗濯・買い出し・マニュアル作成・機械の点検・コスト管理・・
挙げるとキリがないくらいです。転職してから、こんなにやることあるのか・・・と正直びっくりしたことがあります。
しかし就業時間内にすべて行うので、このせいで残業したりということは滅多にありません。逆に経験値が上がる場合もあります。
終わりに
いかがでしたか。
なかなかがっつりと書けない部分も多く、内容が浅くて申し訳ないのですが、少しでも参考になれば嬉しいです。
育休明けの自分、大丈夫かな・・・